ポール式マウスガードとは
ある大学スポーツ(具体的にはサッカー)での出来事です。
学校名は出せませんが、リーグ戦で格下のチームが立て続けに格上チームを破る事が起きました。 今までと何が違ったのか、それはたったひとつのことをしたのです。
コンタクトスポーツでマウスピースをはめるのはもう普通になってきましたが、 このポール式マウスガードの特徴はきちんと咬めること、つまり顎の位置が不安定ではないこと、 そして呼吸しやすいということです。スポーツですから、これはとても大事ですよね。
ピュアスマイル原田歯科クリニックで、このポール式マウスガードをどのように使っているかというと、 矯正患者さんの後戻り防止に使っているわけではなく、主にスポーツ・運動をする方で、歯ぎしり・食いしばり、噛み締め、タッピングなどブラキシズムと言われる歯に異常に強い力がかかりすぎるのを防止するために使っていただいております。
もちろん、歯並び歯列咬合育成・噛み合わせ改善の治療がひとくぎりついてから、長期間経過後、もうリテーナーをはめなくてよい状態になってから、歯を守るために使う場合もあります。
先ほどのスポーツの件ですが、番狂わせがよく起こるのはあくまでもアマチュアスポーツのトップレベルくらいまでのようです。 プロのレベルでは、ポール式マウスガードをはめただけで結果が大きく変わるのかは不明です。
また、確かプロゴルフの場合、パフォーマンス向上の目的でマウスピースをはめることはペナルティの対象になると聞いております。 ただ、噛み合わせがずれた状態だと、本人の持っている力を十分に発揮できないのは、何となく理解できますよね。